＋神奈川県茅ヶ崎市 茅ヶ崎駅から徒歩3分。内科／生活習慣病（高血圧・糖尿病）クリニック「茅ヶ崎メディカルクリニック」

日本には高血圧患者さんが約4,000万人もいらっしゃいますが、ひとくちに高血圧といっても、その原因は様々です。約9割の患者さんは本態性高血圧といって、生活習慣病の中に入る高血圧ですが、約1割の高血圧は二次性高血圧といって、原因のある高血圧です。二次性高血圧には、原発性アルドステロン症、腎性高血圧症、腎血管性高血圧、薬剤性高血圧などが含まれ、治療によって良くなる高血圧もあります。まずはどの高血圧に分類されるのか、その次に、どのような治療が適しているのかをいっしょに考えてみましょう。

高血圧のお薬はたくさんありますが、みなさんの状態にあったものを内服することが大事です。また、副作用も考えてご自身にあった薬を飲むことが重要です。私は高血圧学会認定の高血圧専門医ですが、まだ日本にはこの高血圧専門医があまり多くいません。専門医の使命として、患者さんの症状にあわせた最適な治療を行います。どうぞお気軽にご相談ください。

高血圧は動脈硬化を進行させ、脳卒中や心臓病あるいは腎臓病と深く関連します。自覚症状がほとんどないことから、長期間高血圧を放置しておくと、生命に関わる重大な病気に発展することが知られています。

140/90を超えたからといってすぐに薬を飲む必要はありません。まずは生活習慣の改善（食生活の改善・運動など）から取り組んでみましょう。

中心血圧をご存知ですか？

心臓近くの大動脈にかかる血圧の事です。みなさんは普段、血圧を腕で測定していますが、本来血圧の臓器への負担を診るためには中心血圧を測定するべきと言われています。中心血圧が高いと、心臓にかかる負担が大きく、心臓病や高血圧によって悪化する病気（腎臓病や脳卒中など）などのリスクが高まると報告されています。

従来、中心血圧を測定するためには心臓カテーテル検査を行わなければいけませんでしたが、HEM-9000AI（オムロン社製）によって、手首と腕から簡便に測定することができるようになりました。まだこの検査機械は十分に普及していませんが、当クリニックでは、高血圧の臓器障害を早期に捉えるためにHEM-9000AIを導入しました。保険診療で検査ができますので、高血圧の臓器障害が気になる方はお申し出ください。

NHK・ためしてガッテンや日本テレビ・世界一受けたい授業でも中心血圧が紹介されています。